英語の言葉狩り(続き)

20170414075059-8e5db6ff4f599d40e97ea0f9a24bc6d13227a993.jpg昨日の続きです。

では、あまり格式のあるとは言えない職業はどうでしょう。

清掃作業員はsanitation engineer(公衆衛生エンジニア)になります。

主婦はdomestic engineers(家事エンジニア)ですね。

貧乏人は経済的にはじきだされた人(economically marginalized)。

金銭的な恩恵を受けることの少ない人の境遇と生活水準は、本人の責任ではないので受動態で表現するのだそうです。

さらに、近視・遠視あるいは目が不自由な人は視覚的にチャレンジされている人(optically challengd)。

知的障害者は異なった能力を持つ人(differently abled)。

そして、ペットは動物伴侶(animal companion)になります。

動物伴侶とは、人間も動物の一つの種であり、非人間動物の優位に立つものではないからだそうです。

なんだか半分くらいは冗談みたいですね。

どこまで本気なのでしょう。

それで思い出したのですが、昔、日本でも、いろいろな身体障害者の人のことを「・・・が不自由な人」と言うようになりましたが、ハゲの人は「髪の毛が不自由な人」と言うのかといった冗談がありましたね。

今はアメリカでも日本でもやや落ち着いているように感じますが、これは多分、言葉狩りが一巡したからでしょう。

また、何かの拍子により極端な形で復活するんじゃないかな。

では。