あるテレビ番組で手紙(礼状)の書き方のマナーを紹介していました。
なんか毎度マナーに文句を言っているような気がしますが、やはり気になるので取り上げます。
礼状は相手を立て、自分をへりくだることが基本なので、相手の名前は真ん中より上に、自分の名前を下に書くのだそうです。
そして、「私」という字がどうしても便箋の真ん中依を上に来る時には字を小さく書く。
ううむ。
ずいぶん馬鹿らしいような気がしますが、このルールは誰がどのような根拠に基づいて決めたのでしょう。
そして、それがいつから誰もが従うべき規則になったのでしょう。
謙譲の美徳はわからなくはないですが、もういいでしょう。
いつまでも古い価値観に縛られる必要はありません。
特に目上だの目下だのいい加減にして欲しいと思います。
同じ人間として、相手に対する尊重の念が伝わればそれでいい。
それから、横書きのメールでも相手の名前は左に、自分の名前は右に書かなければいけないと言ってましたがなぜでしょう。
横書きだと左の方が偉いのでしょうか。
これも根拠がまったくわからない。
ついでに言っておくと、このマナーの先生は「重複」を「じゅうふく」と言っていましたが、そこまで細かいことを言うのなら、ここは「ちょうふく」と言わないと。
まあ、手書きの手紙なんてこれからはさらに廃れていくので、こんなマナーはまったく必要なくなるでしょうが。
では。
コメント