コミュニケーションにおける言葉の役割

20170628065239-c968dcfa18262df43704a1dd094f58e3660ff21d.jpg大分前のことですが、大腸内視鏡検査を受けた時に、看護婦さんから事前に説明を受けました。

幾つか指示があり、その中には結構重要なものがあったんですね。

要するに検査日の朝には普段服用している薬を前もって飲んでから来てくださいということです。

私は見事に忘れました。

と言うか、聞いた覚えがありません。

しかし、貰った説明書にはちゃんとその旨、書いてありますし、説明した人の署名もあります。

間違いなく説明を受けているはずなんです。

明らかに私のミスです。

それは認めます。

ただ、その後の検査中に看護婦の一人が被験者たちに順に口頭で手順を説明する様子を見て私が忘れた理由が何となくわかりました。

要するにルーチンになっていて、棒読みと言うか、口調に感情がまるっきり入っていないんです。

コミュニケーションにおいて言葉が果たす役割は非常に小さいとの研究があります。

メッセージを伝えるのは声色が3割、言葉は1割、後は表情とか仕草だそうです。

つまり、言いたいことを本当に相手に伝えたいのであれば、言葉の内容をただ言えばいいのではなく、きちんと感情を込め、できればジェスチャーを交えて話す必要があるということです。

いくら自分にとっては何度も繰り返していることで、当たり前だと思えることでも、きちんと心を込めて説明しないといけないんですね。

誰に対しても同じことを繰り返し言うわけですから、難しいかも知れませんが、これをしないと大事な情報が伝わらない恐れがあります。

明日に続きます。

では。