将棋の天才を育てる?!(3)

20170707074336-060acf3d04623a621c1b6125d67cc57df8bb96e0.jpgもう少し続けます。

少年天才棋士の登場で、将棋盤や駒、関連の本なんかが大変な売れ行きだそうです。

自分の子供もプロ棋士にしようと思う親が多いのでしょうね。

しかし、昨日も書いた通り、将棋のプロになれるような才能は生まれつき持っているもので、勉強したから何とかなるわけではありません。

また、物凄く興ざめのことを言うと、将棋に限らないことなんですが、人が将来、成功するかどうかは、ほとんど子供に時に決まってしまうと言われています。

これは、以前紹介したマシュマロ実験によっても証明されています。

要するに、目の前に置かれたマシュマロを食べるのを我慢できるかで子供(就学前)が将来成功するかどうかがわかるわけです。

だとすれば、親がまずすべきことは、子供に自分たちの好みを押し付けることではなく、自制心を教えることでしょう。

そしてできるだけ多くの可能性を示し、子供が本当に向いていることを見つけることですね。

将棋の話に戻ると、プロ棋士といっても大金を稼げるのはほんの一握りで、中途半端な成績だと一般のサラリーマンとほとんど変わらない程度でしかないそうです。

さらに言えば、プロになれずに途中であきらめなければいけない可能性もあります。

そうすると大変なんですね。

将棋に特化した才能は潰しがきかないからです。

これはかなりリスクの大きい選択だということを認識しておくべきでしょう。

では。