スポーツは危ない

20170727072506-394ae436f2b6c01203c44dc7633af89f5820ccf1.jpg今年も高校野球の季節がやって来て、毎日、テレビで放送しています。

私は興味がないので、まったく見ませんが世の中には好きな人も多いようです。

ところで、この高校野球と聞くと思い出すのが、「日本のスポーツはあぶない」(佐保豊)という本です。

この本を読むと日本で毎年、スポーツで死人が出ることが当たり前に思えてきます。

反対に言うと、これらの死亡事故は防止できるということですね。

さすがに最近はうさぎ飛びが百害あって一利もないということや、練習中に水を飲むことを禁止することがまったくのナンセンスであることは知られてきました。

しかし、それ以外ではあい変わらずの旧態依然とした練習方法がはばを利かせているようです。

特に中学校や高校のクラブ活動にそれが顕著でしょう。

大抵の場合、顧問の先生は何らのスポーツ医学の知識なしにクラブを指導していると思います。

そしてこれらの指導者は「自分の時はこうだった」とか、あとはなんの根拠もない根性論だけで生徒たちを指導しようとするんですね。

私が考えるに、特にひどいのが上に書いた高校野球です。

たとえば、毎年真夏の甲子園では、投手が信じられないような連投を強いられ、世間やマスコミはまるでそれが英雄的行為であるかのように褒めたたえます。

これは投手にとって選手としての寿命を縮めるような行為でしかないんですが。

もう少し続きます。

では。