ゲームは脳に悪いか?(続き)

20171012074601-2054dbc3d5b99c241023a50ffefd187637253c3c.jpg昨日の続きです。

ゲームは認知能力を高めるとの報告もあります。

アメリカのある大学で、弱視の視覚テストで、満点を取った生徒たちがいました。

全員が満点を取るというのは、異常なことなので、生徒たちの共通点を調べたところ、満点を取った生徒たちは、全員「チーム・フォートレス・クラシック」というゲームをプレイしていたことがわかりました。

ゲームによりアップする能力を、以下に上げます。

細部の注意力、コントラストによる認知力、空間認知能力、 同時に複数の作業をこなすマルチタスク能力、正確で細かい作業、プレッシャーの掛かる状況下での適切な判断力等々。

一つ例を上げると、腹腔鏡手術を手がける医師がビデオゲーム好きのゲーマーである場合、十分な正確さを保ちながら短時間で手術を終えるとのことです。

もちろん、ゲームは長所ばかりで、欠点がないわけというわけではありません。

ゲームを過度に行なうと、脳の前頭葉が萎縮する可能性があります。

脳の前頭葉には、衝動性を制御する自制心の機能があり、これが萎縮すれば、自制機能が働かなくなり、依存症に陥ります。

自分の意志でゲームを辞められないのであれば、注意が必要です。

1日9時間以上もプレイするゲーマーに、中毒の危険性があるとのことです。

また、ゲームは五感を使った遊びにはかないません。

特に幼少期では、五感をフルに使う遊びが重要です。

これらのことを十分にわきまえた上であれば、子供がゲームに興じることに目くじらを立てることはないでしょう。

では。