身近の敵に注意(続き)

20171020073826-ff04b16032e67e7c225a98c76bae4dac53428d5b.jpg昨日の続きです。

段々と彼女は上司に叱られるようになりました。

理由がわからず、彼女はその不満を例の後輩にぶちまけます。

するとさらに叱責がはげしくなり、ついには管理能力がないとして降格させられました。

彼女は自信を失い、その上体調も悪くなります。

内科で検査を受けましたが、異常は見つかりません。

次に、心療内科で診療を受けるとうつ病と診断されました。

彼女は診断書を提出し、休職しました。

しばらくして、会社に復帰すると、例の後輩は彼女にポストに座っています。

そして、彼女が中心で進めようとしていたプロジェクトの推進者になっていました。

ここまで書くとお分かりでしょうが、すべてはこの後輩が仕組んだことだったんです。

この後輩は彼女から聞いた愚痴をさらに尾ひれをつけた上司に告げ口し、彼女を陥れました。

彼女も最初から後輩の悪意に気がつけば注意したでしょうが、油断していたんですね。

だからいろいろと愚痴をこぼし、重要なプロジェクトの話もしたわけです。

自分の可愛がっている後輩を疑いたくなかったのかも知れません。

しかし、実はこのようなことはそれほど珍しいことではありません。

隠された他人の攻撃に気づくことは難しいのですが、取り返しのつかないことになることもありますから、心を許す相手には十分に注意してください。

では。