客に礼を言わないラーメン屋

よくラーメン店の宣伝写真で主人が腕を組んで、怖い顔でにらみつけているのがありますよね。

頑固一徹で妥協がないといった感じを出したいのでしょう。

私なんかはかえって信用できないと思ってしまいますが。

そう言えば、ある有名ラーメン店の経営者は、店内での私語、読書、携帯電話の使用を禁止しているそうです。

そして、客に、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」は、言ったことがないとか。

自尊心が間違った方向に暴走した好例ですね。

人に頭を下げると自分の価値が下がると思っている。

しかし、感謝の気持ちを表すことがそんなにいけないことでしょうか。

客であろうが、店主であろうが、人としての最低限の礼儀でしょう。

要するにこの店主は自分が大好きなんでしょうね。

だから、ものすごく狷介らしいことを言っているわりにはテレビには喜んで出ていました。

そんな人間を昔ながらの職人気質なんて持ち上げるマスコミも悪い。

まあ、私だったらそんな店には絶対に行きません。

もし何かの間違いで入ってしまっても、何も食べずに出るでしょう。

ただ、チェーン展開をしている居酒屋や寿司屋なんかで全員で「よろこんで」とか合唱するところがありますが、これも考えものだと思います。

では。