自己評価の高い人たち(続き)

では、成功するのはどのような人でしょう。

謙虚で、腰の低い、自分に欠けた部分を冷静に見極めて、研鑽を積む人でしょうか。

日本人は世界の中でも自分を過小評価の人が多いと言われています。

ですからそうあって欲しいと思うかも知れません。

しかし、必ずしもそうとは言えないようです。

たとえば、20代前半で起業したばかり、社員数名の状態で、「将来は会社の規模を売り上げ100億円、500億円にする」と大風呂敷を広げる人もいました(実話です)。

過剰に自己評価の高い人の代表のような話ですが、口だけではなく、猛烈な努力もしたのでしょう。そして、高い目標自体が自分を引っ張り上げてくれた。

それで、話以上の大成功を納めています。

正のスパラルが働いたということでしょう。

ありきたりのことを言うようですが、高い自己評価にはそれを裏付ける努力が必要だということです。

最後に付け加えると、自己像が本来の姿と違っても、ポジティブな自己像は、健全な精神や幸福感、そして社会的成功に関係するため生物学的な意義があります。

ですからあまり自分を過小評価することも良くないんですね。

では。