忙しさの中にも余裕を

みなさんの中にも、時間がないと感じている人が多いと思います。

しかし、時間がないことにもメリットがあるんですね。

それは、集中力が高まることです。

また、時間がありすぎるとかえって仕事をする気にならないことが証明されています。

こんな実験があります。

対象者を二つのグループに分け、片方には期限付きのクーポン券、もう一方には、期限がないクーポン券を渡します。

そして、どちらの利用者が多かったか調べると、期限がない方が利用者にとっては利用しやすいはずなのに、期限付きクーポン券の方が利用者が多かったんですね。

時間的拘束は、行動のモチベーションにもなるということです。

もちろん、余り忙しいのもよくありません。

一種のトンネルに入ってしまうことがあるんですね。

周りが見えなくなり、目先の欠乏に対処することだけに集中して、その他のことをほったらかしにしてしまう。

また、選択の判断が普段とは違ってきます。

普通だと合理的に判断できるはずなんですが、この状態の人は大切なことがすっぽりと抜け落ちてしまったりするんですね。

人間は将来の計画に対して楽観的な傾向があります。

そのために、割ときつめのスケジュールを立てがちなんですが、何か予定がずれた時には全て狂ってしまうことにもなりかねません。

忙しさの中にも余裕が必要です。

忙しいのはわかりますが、突発的に起こった出来事に対処するためのゆとりを持つようにしましょう。

では。