受動喫煙防止の話(2)

昨日の続きです。

それに匂いのこともあります。

最近は禁煙コーナーがある店も徐々に増えてきたとは云え、空調が不完全で意味がないところが多い。

特に許せないのは、本来はもっともデリケートな香りと味を楽しむはずの寿司屋で煙草を吸う人間です。

せっかくの料理が台無しになってしまう。

食事の後の一服は旨いとよく聞くが、なぜ他人の迷惑が考えられないのでしょう。

吸いたければ外に出て吸えばいい。

ところで、この条例案にもっとも強行に反対していのは、利用者に喫煙者の割合が高い全国麻雀業組合総連合会や一般社団法人日本フードサービス協会だそうです。

「外食はリラクゼーションのための場でもある。海外と日本の事情は異なり、一律禁煙にすることで業態によっては客離れや廃業の危険性もある。受動喫煙防止対策の必要性は理解できるが、喫煙者を無視するのはどうか」と主張しています。

聞き古した意見ですね。

実は、禁煙にすると客が来なくなるというのは思い込みなんです。

すべての店が禁煙になったら他に行くところがないわけで、喫煙者も四の五の言ってられません。

選択肢がないんですから。

実際、ある研究によると禁煙にした場合、当初は客が減るがその後は前よりも増えるとの結果が出ています。

もう少し続きます。

では。