恋愛テクニック:ミラーリングはさりげなく(3)

続きです。

相手への合わせ方について、もう少し詳しく説明します。

話し方を合わせる時は、声の調子やスピード、大小、音程の高低、リズムなどに注目し合わせていきます。

状態を合わせる時は、明るさや静けさ、感情や興奮状態などに合わせていきます。

呼吸を合わせるときは、相手の肩や腹部の動きを観察し、同じ呼吸のリズムを取るように合わせていきます。

当然、このためには細かく観察するテクニックが必要になります。

このテクニックをキャリブレーションといいますが、要するに、相手の心理状態を、相手の顔の状態、呼吸の深さ・浅さ・スピード、皮膚の色、目の動き、まばたき、声のトーン・スピードといった言語以外のサインで認識することですね。

例えば、何か心配ごとがある時には、口では「大丈夫」と言っていても、声のトーンや顔色や表情からは沈んだ様子が見て取れるでしょう。

それに対して、楽しい体験を思い出している時には、声がはずみ、血色が良くなり、口元を緩ませてその体験を語っているはずです。

このキャリブレーションは、意識し、訓練することで上達します。

人と話をする時にはやってみてください。

ただし、何度も言いますが、あからさまにはならないように注意してくださいね。

これにより、ほんの些細な変化も察知できるようになります。

そして、結果として、部下や同僚の信頼を得、全体的に云えば、対人関係を改善できるようになるわけです。

では。