マインドコントロールの話

皆さんも「マインドコントロール」という言葉をお聞きになったことがあるでしょう。

たとえば、カルト宗教の信者が、一般の人々から見るととても信じられないような教えを、固く信じ込んでいることがありますが、これはマインドコントロールの結果です。

今日はこのマインドコントロールの方法を簡単に説明したいと思います。

通常、マインドコントロールは3段階で進められます。

まず「解凍」で、その人が持っていた信念や信条を壊し、さらには人格まで徹底的に破壊します。

その時には、長い尋問をしたり、沢山の人からの批判に曝したりします。

悟りを得るためと称して、過酷な修行(水風呂や熱湯風呂、長時間わたる不眠等)を押しつけることや、暴力に訴えることさえあります。

そして、新たな信念や人格を刷り込む「変革」が行われます。

言ってみれば精神が初期化されてしまっているので、とんでもない考えでも植えつけることができるわけです。

そして、これを固定化する「再凍結」が行われます。

いったん再凍結されると、解除は非常に難しくなります。

専門家による長い時間をかけた治療が必要なんです。

実は、こうしたマインドコントロールはいわゆるブラック企業にも見られます。

人込みの中で大声で叫ばせるとか、とんでもないことを強要する研修がありますよね。

また、夫婦や恋人の間でも意図的かどうかは別にして、マインドコントロールが行われていることがあります。

暴力を振るう夫から離れられない女性が一つの例です。

皆さんもこうしたマインドコントロールに狙われる機会がないとは言えませんので、おかしいなと思ったら、手遅れになる前に、すぐに逃げてください。

では。