美人との結婚

ある心理学者が書いた「人たらしの秘訣」といった本を読みました。

なかなか笑えましたね。

いろいろとそれらしいことをのたまった後に、アドバイスを守った時の成功例として、ぱっとしない男性が不釣り合いなほど美人の奥さんと結婚したなんて書いてあるんです。

なんとも陳腐としか言いようがない価値観ですね。

美人と結婚したからってなんだって言うんでしょう。

そんなことでその人が幸せかどうかなんかわかりません。

第一、女性をモノというか、アクセサリーとしか見ていない。

こんなところで馬脚があらわれます。

そう云えば、美人の奥さんについて少々面白い話があります。

ある研究によれば、夫婦関係が「最も良好」なのは、美男美女のカップルではなく、妻が美人で、夫がブ男という「美女と野獣」の組み合わせであることが判明したとのことです。

つまり、妻が容姿に優れ、夫が容姿に劣っている場合に夫婦関係が最もうまく行く。

逆に、夫が容姿に優れ、妻が容姿に劣っている場合は、夫が結婚生活に満足していない可能性が高い。

この結果を聞いて喜ぶ男性は多いでしょうね。

しかし、この研究も人の幸せを美醜で計ろうとしています。

当然ながら結婚にはもっと沢山の要素がありますから、こんなに単純には計れないはずなんですが。

では。