「ダブルバインド」は止めましょう

少し前からいわゆる毒親の問題が注目されています。

毒親の定義はいろいろあるのでしょうが、重要な要素の一つとして「ダブルバインド」が上げられるでしょう。

「ダブルバインド」は、日本語では「二重拘束」といい、2つの矛盾した命令を同時に与えて子供を板挟みにする状況を指しています。

たとえば、 「着るものは自分で選びなさい」と言っているのに、子供の服装を見て「おかしいからこっちにしなさい」と好みを押し付ける。

「何でも好きなことをしていいよ」と言っているのに、自分の思ったように子供が行動しないと不機嫌になる。

「みんなと仲良くしなさい」と言いながら、「ママは○○ちゃんが好きだなぁ」「△△ちゃんとは遊ばないで」などと選別する。

「どうしてこんなことをするの!」と叱ったのに対して子供が理由を説明すると、「言い訳をするな」と余計に怒る。

こうしたことは自分自身がされたり、子供に対してしたりと誰にでも覚えがあるでしょう。

そして、親の方は、子供のために良かれと思ってのことだ弁解します。

大抵の場合、子供は、親の矛盾を指摘して問いただすことなどできません。

かりに、問いただしたとしても、口答えするなと抑えつけられるだけです。

これでは子供はただただ混乱するばかりでし、心に深刻な影響を与える可能性があります。

特に、イライラしている時にダブルバインド的な怒り方をすることが多いので、冷静を欠いていると思ったら子供を叱るのを止めましょう。

もう少し続きます。

では。

*ダブルバインドには、昨夜のフランス式恋愛開運法に書いたような使い方もありますから、ご注意ください。