昨日の続きです。
昨日の子供のしつけに関するテストですが、犯罪心理学者の推奨する回答にも明確な根拠はないようです。
彼は経験から言っているのでしょうが、単なる思い込みの感が強いと言うか。
大体、こうした問題は個人差が大きいので誰にでも当てはまるような解決法はありません。
ケースバイケースで見るしかないんですね。
もう一つ例を上げます。
ある人が言っていたのですが、小学校の時にものすごいモンスター生徒(7歳)がいたそうです。
気に食わないことがあれば、相手が誰であってもおかまいなし。
とにかく大声を出す、箒や鞄を振り回す、あげくの果てには金魚の入っていた水槽を叩き壊す。
いたずら大好き、喧嘩大好き、授業大嫌いの典型的な悪ガキ。
これが小学校卒業まで続いたのですが、この問題児に対する先生方の対応は、ほとんど同じ。
改心させるのではなく、「ああいう子だから、それを分かった上でどう付き合うか、皆が考えてあげようね」と、クラスの皆に伝え、同じクラスになった人間にうまく付き合うように指導するという方法ですね。
これに対して、こうした腫れ物に触るようなやり方は根本的な解決ではないとの批判があります。
この問題児がそのまま大きくなり、下手をすると社会に出てからも同じようなことを続ける可能性があるからです。
ではどうすれば良いのでしょう。
両親に期待しても、両親、特に母親はこうした児童の行動に気付いていても、子供が可愛いからとか、世間体もあって、目を背けてしまい勝ちです。
学校や教師の責任だとの意見は一見正論ですが、人手、資金、時間、さらに、専門的知識の問題があります。
結局、こうした児童は精神的な疾患である可能性が高いので、専門のカウンセラーが対応するしかないんですね。
もう少し続けます。
では。
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