菜食主義の罪(2)

昨日の続きです。

セミ・ベジタリアンの彼女など、当時、アメリカで盛んだった自然療法(名称は失念しました)でエイズさえも治療できると断言していたくらいです。

まあ、エイズ云々は別としても、彼女たちが菜食主義や自然療法に堅い信念を持っていることは素晴らしいことですし、他人が口を出すべきことではありません。

しかし、たとえば子供が重大な病気に罹った時はどうするのでしょう。

それでも近代医学による治療を拒否するのでしょうか。

かなり前に、信仰上の理由から事故で瀕死の重傷を負った子供への輸血を拒否し、死なせてしまった親がいましたが、おなじような事態を招く可能性がないとは云えません。

人には自分の信念に従って慫慂として死んで行く自由があると思います。

しかし、子供は別でしょう。

たとえ自分の子供であっても、手を拱いて死ぬに任せるのは殺人行為に等しいではないでしょうか。

同じことが菜食主義にも言えます。

ペスクタリアンの彼女の子供は学校で栄養失調気味だと言われたとのことです。

これでは虐待と変わらないと言われても仕方がありません。

私には子供たちの生命を危険にさらす権利が親にあるとは思えませんが、確固たる信念を持つ彼女たちには言っても多分わからないでしょうね。

追記 ペスクタリアンの彼女の子供はフランスの学校に通っていたため、登校日の昼食は肉を食べていました。

特別の給食を出してくれるように頼んだが、断られたとのことです。

ビーガンの彼女も、ちょっと前に赤ん坊ができましたが、どうしているのでしょうか。

特に、保育園や幼稚園にいくようになったらどうするつもりなのでしょう。

最後に断っておきますが、私はすべてのベジタリアンが近代医学を信じていないとは言っていませんし、子供を危険に曝しているとも言っていません。

念のため。

では。