天才と秀才(3)

続きです。

ところで、大雑把に言うと天才には芸術系と頭脳系があると思います(スポーツ系は別にします)。

ランボーやモーツァルトは芸術系で、アインシュタインは頭脳系ですね。

頭脳系でもう少し例を上げるとチューリングとノイマンがいます。

昨日紹介した頭脳系の天才の一人、チューリングについて少し書きます。

彼はコンピュータの誕生に重要な役割を果たし、計算機科学および人工知能の父と言われています。

コンピュータ・サイエンスのノーベル賞である「チューリング賞」は彼の業績にちなんだものです。

また、第二次世界大戦中、絶対に攻略不可能と言われたドイツの軍事用エニグマ暗号を解読し、イギリスを破滅から救ったことでも有名ですね。

日本ではあまり知られていませんが、少し前に、アメリカで彼の生涯と偉業をテーマとした映画が製作されています。

ついでに書くと彼の名前はチューリングテストにも残されています。

これは、機械を「知的」と呼ぶ際の基準を提案したもので、人間の質問者が機械と会話をして人間か機械か判別できない場合に、その機械が「思考」していると言えるというものです。

これ以上の説明は大変なのでまたの機会に。

もう少し続きます。

では。