天才と秀才(3)

続きです。

そして、もう一人のノイマンですが、彼の推定IQは250〜300で、人類史上最大の天才と称されています。

このIQ250〜300というのは、東大医学部を目指せば1週間で入れるレベルなのだそうです。

アインシュタインやハイゼルベルグなど自身も天才と讃えられた人たちが一番凄いのはあいつだと言ったとか。

しかし、実際のところ知能とは何なのか、正確な定義はありません。

いろいろな意見があり、いろいろな測り方があります。

また、IQテストは身体的・精神的コンデションに大きく左右されます。

さらに、練習をすれば良い点数が取れるんですね。

実際に、IQテスト用の訓練をする塾があるくらいです。

それに通常のIQテストでは単に知能テストのようなパズルやゲームに強い人間が高い点をとる傾向が強く、誤差もあります。

理想的状態で測定した場合でも、プラスマイナス5ぐらいの誤差はあるとのことです。

そのため沢山の種類の知能テストがあり、それぞれの方法で知能を測っていますが、どのテストが一番正確なのかはわかりません。

最近では、知能には計算をする知能とか、言葉を使う知能とか、いろいろな分野ごとの知能があると言われており、IQは頭の良さを表わすものではなく、個性だとの意見が主流になっています。

そして、IQテストもより精密な細分化が行われ幾つかのジャンルの質問グループから構成されているんですね。

しかし、個性を測るための手段であるのなら知能テストとの名称を変えるべきでしょう。

誤解を招きかねませんから。

実際にこうした知能偏重の傾向に対抗する形で出てきたのがEQ(Emotional Quality:情動指数)です。

これは心の知能指数と呼ばれています。

このEQについてはまた別の機会に取り上げることにします。

長々と書きましたが、天才と秀才のテーマはこれでおわりです。

では。