女人禁制の伝統?!

皆さんもご存じのことと思いますが、相撲協会がまたまたやらかしました。

舞鶴での春巡業に、あいさつしている最中に倒れた多々見良三市長を助けようと土俵に上がった数人の女性に対して、「女性の方は土俵から降りてください」とのアナウンスが数回にわたり流されたんですね。

救護にかけつけた女性は、最初は1人だったのですが、少しして2人加わります。

男性スタッフが何もできずにうろうろしている中で女性3人が人命救助に奮闘している中でこの仕打ち。

まったく信じられません。

当然ながら、世間では批難の嵐です。

相撲協会の話では、場内アナウンスを担当していた若い行司が大相撲の土俵は「女人禁制」の伝統を守ろうと必死で呼びかけたのだそうです。

どうも周りにいた数人の観客の「女性が土俵に上っていいのか」といった発言に反応したらしい。

しかし、危機管理能力がないにもほどがあるでしょう。

さいわい、市長の命に別状はなかったようですが、もし、救急手当が遅れたために亡くなるようことがあったらどう責任を取ったのでしょう。

その上、市長が担架が運ばれた後、土俵に大量の塩がまかれました。

言うまでもなく、女性が土俵に上ったためですね。

人命救助にあたった人間を追い払おうとしただけではなく、穢れとして塩で清める。

馬鹿にしているとしか言いようがありません。

要するに、これが相撲協会の姿勢なんでしょうね。

長くなるので明日に続きます。

では。