ディスコミニュケーション(2)

昨日の続きです。

日本には家事や子育ては女性の役割だとばかりに何もしない男性が多いようです。

しかし、じっと黙っていた奥さんがある日突然切れることがあります。

特に、子供が独立してしまえば、気がまぎれるものがありませんから、旦那と顔を突き合せるのが嫌になるわけです。

昔だったら、我慢したかも知れませんが、最近は離婚を躊躇うことが少なくなっています。

だから熟年離婚が増えているんですね。

そうして、財産を半分、年金も半分奥さんが取ることになります。

夫の座に胡坐をかいていたご主人がその時になってあわてても遅いでしょう。

そんなつもりはなかったなんてよく言いますが、普段から禄に話もしないでわかってもらおうなんて厚かましいとしか言えません。

特に女にはわからないなんて考えはもってのほかです。

これは親子関係でも同じことで、昔の威厳のある父親は黙っていても良かったのかも知れませんが、今では黙っていても尊敬されるなんて幻想以外のなにものでもありません。

別に子供に迎合する必要はありませんが、できる限り話をすべきです。

たとえば、仕事の話なんかも避けないほうがいいですね。

子供だからといって、「子供扱い」せず(変な表現ですが)、きちんと一人前の人間として向かいあわなければいけません。

日本では昔から以心伝心で口に出さなくてもわかるといったことを言います。

しかし、これは今では通用しないでしょう。

実際には普段から話し合わないとわからないことのほうが多いはずです。

家庭の問題の大部分は夫婦や親子の間のコミュニケーション不足から来ています。

日本の男性は考え方を改めるべきでしょう。

さもないと年をとってから奥さんに見放されたり、子供に相手にされなくなります。

もう少し続きます。

では。