負けず嫌いとフェアプレー精神

最近、さまざまなスポーツ競技で問題が起きています。

アメリカンフットボール、ゴルフ、サッカー等。

私の個人的な考えですが、こうした問題は、勝つためには何をしてもかまわないといった風潮に原因があるように思います。

「負けず嫌い」という言葉があります。

たとえば、将棋で負けるのが嫌だからといって将棋盤をひっくり返す。

ゴルフで人が見ていないからといって、ボールを手で転がす。

こんなのは負けず嫌いではなく、ただ勝負に汚いだけです。

どんな形ででもとにかく勝てば満足できるような人は、魂のレベルが低いのではないでしょうか。

スポーツはフェアプレー精神を絶対に守らなければいけません。

ルールというものはどんなに万全を期したつもりでも必ず穴があります。

それの穴を利用し、ルール内だからといって、ほめられないプレーをするのは自分の心を貶めるだけでしょう。

学校で体育を教えるのも、からだを鍛えることはもちろんですが、フェアプレー精神を学ぶためでもあると思います。

大人は、どんな時でも、子供たちに見られて恥ずかしくないようなプレーをすることを肝に銘じなければいけません。

これはアマチュアであろうとプロであろうと同じことです。

勝利第一主義といった考え方が、これ以上、日本に蔓延しないよう心から願っています。

では。