潔癖症とエコロジー

あるテレビ番組を見ていると、潔癖症の話が取り上げられていました。

電車の吊り革につかまれないとか、人の握ったおにぎりは食べられないとか。

ここまでではなくても、日本人は世界でも珍しい清潔好きの民族で、どんなものでものすごく丁寧に洗います。

まあ、それ自体は悪いことではありません。

しかし、考えてほしいのは必要以上の潔癖さは資源の無駄遣いにつながることです。

たとえば、番組では空になった缶ビールの空き缶を洗うべきだと言っていました。

また、寿司の出前用の桶を洗って返すのも常識だとのことです。

しかし、寿司屋ではたとえ回収した桶が洗ってあっても、もう一度洗うでしょう。

だとすると、返す時に洗うのは無駄です。

礼儀かも知れませんが、洗うためには大量の水が必要ですし、その時に洗剤も使います。

みんなで大騒ぎしている省エネやエコはどうなったのでしょう。

私に言わせれば、潔癖症の人は裕福で贅沢な日本で神経症にかかっているんですね。

一度、アフリカやアジアの最貧国の状況を見た方がいいでしょう。

水道やまともな井戸さえなく、泥水をろくに漉さずに飲んでいるのを見ると、きれいな水が貴重な資源であることが実感できると思います。

では。