インターネット上で、「日本人はださい。友達になりたくない。だから外国に住む」と言っている若い男性のホームページを見つけました。
なんと言うか、こういう根拠のないエリート意識を持った人間が沢山いますね。
自分は他人とは違うと思いたいのは子供に特有の感情ですが、普通は成長とともに薄れていきます。
そうではないと大人の社会では生きていけませんから。
しかし、そのまま残してしまう人間もいないでもありません。
たとえば、自分の才能で生きられるタレントとかアーティストですね。
では、才能もなく、しかもエリート意識を捨てられない人間はどうするのでしょうか。
外国に出ることが多いように思います。
日本に適応できなかった人間が外国に出ること自体はいいことかも知れません。
しかし、せっかく外国に出ても、本当にその国のネイティブと互角にビジネスで渡り合える人間は当然ながら非常に少ないんですね。
日本から来るビジネスマンや観光客を相手にした仕事に就くのがおちです。
別にそうした職業が悪いと言っているのではありません。
ただ、日本社会を軽蔑して飛び出した人間が結局日本人に頼らざるを得ないのが皮肉だと思います。
ところで、おもしろいことに、外国に出ると日本と日本人が極端に嫌いになる人間と反対に国粋主義的になる人間がいます。
外国に住まないとわからないことがあると言った意見もよく聞きますが、これも実は上に書いたエリート意識が顔を出しているだけです。
「偏見を育てるには旅をするにしかず」なんです。
外国に住んだところで視野が広がると言う保証はありません。
結局は本人の資質なのですが、特殊なケースを除いては外国で成功できる人間は日本ででも成功するでしょう。
そして、外国に行く人間は最近はやりの語学留学を含めて、単に日本からの逃避でしかない場合が多いようです。
以上は完全に私の独断ですので、不快に思う人がいたら謝ります。
では。
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