褒めることの効用(続き)

昨日の続きです。

昨日も書いたように、日本人はあまり褒めるのが得意ではありません。

これは会社でも同じで、普通は、上司は部下を叱り、説教します。

しかし、これはもう古いんですね。

今では、上司は部下を褒め、平社員も同僚を褒めないといけない。

昔の考え方から抜け出られない人はそんなんで社員は育たないとか、褒めあうなんて気持ちが悪いと言うかも知れません。

しかし、褒めあいをきちんとしたシステムとして導入し、業績が目に見えて上がった企業も多いのです。

とはいっても、いきなり「褒めろ」と言われても、困ってしまう人も多いでしょう。

褒める側も、褒められる側も照れてしまうこともあるかも。

だから制度化して会社をあげて実施する必要があるんですね。

たとえば、Good Jobカードなるものを導入している会社があります。

名刺大のカードに従業員同士お互いの良いところを記入して、提出します。

このシステムの良いところは、褒められた人はもちろん評価されますが、Good Jobカードを沢山書く人も、他の従業員の小さな良いところをたくさん見つけることが出来、逆に改善点も見つけられる人として評価されることです。

そして、その過程で、いままで気づいていても過小評価していた会社の技術や人の良いところを見つけることができます。

当然ながら会社自体も業績を上げるというわけです。

まあ、すべてが上手くいくとは限りませんが、パワハラが厳しく糾弾される今の時代に合った方向転換でしょう。

では。