サバを読むのもほどほどに

面白い裁判の話を聞きましたので、ご紹介しましょう。

奥さんが年齢をごまかしていたことに腹を立てたご主人が、訴訟を起こし、婚姻取り消しと1000万円の賠償金の支払を求めたという話です(結婚9ヶ月後)。

女性が年齢を若めに言うのは当たり前だと思うでしょう。

しかし、そのサバの読み方が凄かった。

なんと24歳。つまり、奥さんは52歳なのに、28歳と言っていたんです。

そして、判決は・・・

裁判所は婚姻取り消しを認めました。

偽りに基づいた婚姻なので、当然ですね。

年齢を偽るのは理解できないことはないにしても、この場合は、ちょっとひどすぎるというわけです。

ただし、ご主人も余りにも見る目がないことから、賠償金は大幅に減額されて50万円。

奥さんはご主人が実年齢を知らなかったはずはないと反論したそうです。

確かに、交際期間中や、結婚生活中にわからなかったなんてちょっと信じられませんね。

大体、結婚する時に戸籍を見なかったのでしょうか。

いろいろ疑問はありますが、その辺りのことは説明がありません。

念のために書いておくと、これは離婚ではなく、婚姻自体がなかったことになります。

みなさんも気をつけてくださいね。

結婚した後で重大な秘密を隠していたことがばれると結婚が無効になり、賠償金まで払うことになる恐れがありますよ。

では。