国際化とは英語を覚えることなのか?

東京オリンピックが近づき、再び国際化が叫ばれるようになっています。

それで、国際化とはなんのことかというと、看板、標識、表示を英語(中国語、韓国語、場合によってはアラビア語もありますが)にすることのようです。

あとは街で道を聞かれた時に困らないように英語を勉強するとか。

ううむ、どうなんでしょう。

他の国でそんなことにこれほど一生懸命になるところがあるのかなあ。

少なくとも私が住んでいたフランスでは英語の表記なんかまずなかったと思います。

まあ、フランス人は外国人に冷たいので有名ではありますが。

しかし、日本に来るのならその外国人が最低限の日本語を覚えるべきで、英語が通じないから文句を言うなんてのは思い上がりじゃないですか。

日本人の方もいつまでも被占領国コンプレックスで、こびへつらうのは止めたほうがいい。

国際化とは決して自分たちの矜持を捨てることではないと思います。

世界のどの国に対しても自分たちの考えをどうどうと主張することでしょう。

もちろん外国人旅行者に親切にすることは悪いことではありませんが、道でもなんでも日本語で教えてあげれば良い。

無理して英語なんか覚えることはまったくない。

使う機会がほとんどないことを考えると、費やす時間がもったいないと思います。

もちろん、観光関係の仕事をしている人たちや趣味で英語を学ぶ人は別ですが。

では。