お客様は神様じゃない(3)

私も時々、店員に不愉快な態度を取ることがあります。

しかし、ではサービスに不満がある時はどうすればいいのでしょう。

優しく伝えればいいとの意見もあるでしょうが、それだと通じないこともあります。

これは聞いた話ですが、注文とは違うものを出された客が申し訳なさそうに指摘したところ、ウェイトレスは「何か文句言ってるよ」とコックに告げ、二人で笑いものにしたそうです。

その客は仕方なく黙って食べたのですが、金を払う時に再び嘲笑されたとのこと。

まあ、これは極端な例ですが、客が不快に感じていることをきちんと伝えることは必要でしょう。

それから、やや話はずれますが、サービスを提供する方とサービスを受ける方はまったく同等だなんて理屈ではビジネスは通用しません。

どんな会社でも出入業者にもの凄く横柄な態度を取ります。

ひどい場合は、料金引き下げも、相談なんてされず、決定として一方的に命令されるだけです。

拒否すれば他の業者に代えられる。

私も実際に経験があります。

はらわたが煮えくり返りましたが、どうしようもない。

最終的にはその会社とは関係を切りましたが、かなりの収入減でした。

そう言えば、昔、日本はカンバン方式やジャストインタイムシステムで、世界中から注目されていましたが、実はこれも下請けの部品メーカーな過大な負担を基に成立していたものです。

細かく説明するのは大変なので、簡単に言うと、生産会社は自社のストックをなくすために下請会社に何日の何時に部品を納入するように要求するんですね。

守れなければペナルティか、最悪の場合は取引停止です。

続きます。

では。