「透明のゆりかご」(4)

続きです。

女の子は、両親の必死の説得にも関わらず、頑なに赤ん坊を産むと言い張ります。

相変わらず、彼が帰って来てくれるなんて言いながら。

そして、最初は反対していた母親が彼女の味方をする決心をします。

しかし、全力で彼女を支援するものの、しばらくして心筋梗塞で亡くなってしまうんですね。

その後の子育てのことは詳しく説明されていませんが、彼女は高校、大学に進学し、大手商社に就職。

ううむ、ちょっとできすぎかな。

中学生の女の子が母親の助けなしで子育てするのは普通なら不可能でしょう。

父親なんて大して役に立つとは思えませんし。

普通なら誰かに預けるんじゃないかな。

本当に1人で子供を育てながら、キャリウーマンになったとすれば奇跡に近いと思います。

一般論として、若い女の子が、絶対に産むとか、自分で育てると言うの簡単ですが、現実には不可能ではないでしょうか。

結局、周りの人に迷惑をかけることになる。

原作でもドラマでも人工中絶を否定はしていませんが、世間の風潮としてはその傾向があるような気がします。

簡単に結論を出すことはできませんが、やはり現実を踏まえて考えるべきでしょう。

では