今の自分の姿は過去の行動のせいではない(4)

続きです。

過去が現在や未来を決めているのなら、現在や未来は過去の出来事から生じる必然ということになります。

だとすると、どれだけ頑張っても変えられないわけです。

それでは今、努力する意味がないでしょう。

しかし、すでに書いた通り、本当は未来が因で、過去が果なのです。

時間は未来という上流からどんどん流れてきて、現在という一瞬を過ぎさり過去という下流へと遠ざかっていきます。

過去はどんどん過去になっていき、過去に自分が行ったことは後悔しようが後悔しまいが流れていってしまいもう二度とやってきません。

もう存在しないのです。

存在しないものを考えても意味はないでしょう。

未来が因であるということは、貧乏に生まれても将来は金持ちになれます。

離婚しても新しい伴侶と出会えるし、病気になっても幸せになれるでしょう。
未来はどんな過去に関係なく自分の意志によって変えることが可能なのです。

ですから未来に自由に働きかけましょう。

自分が理想とする状態を具体的に描き、それを実現するように努力すればいいのです。

では。