大抵の人は長生きを願っていると思いますが、性格と寿命の関係についての面白い調査がありますので、ご紹介しましょう。
イギリスの科学者による調査です(調査対象者はユーゴスラビアの1500家庭の世帯主)。
この調査によると、人生に何らかの目的をもっていて、それが上手くいかなかった時に、全部自分のせいにして、うちにこもってしまうような真面目なタイプの人が一番早死にするとのです。
しかし、8割くらいがガンで死ぬんですね。
これに対して、上手くいかなかったことを他人のせいにしてしまう人やAが駄目ならBにすればいいといった切り換えの上手い人は長生きしていました。
その理由は、自分の責任だと考えてうちにこもるような人は、免疫力が落ちるからだと推測されています。
一言でいえば、他人のせいにしたり、簡単に切り換えができるようないい加減な人間のほうが長生きできるということです。
実はこれは脳卒中についても当てはまるようで、楽観的な人のほうが発症リスクが低下するという調査もあります。
ある有名な調査では、「いい人」を「タイプC」と名付けてガン患者によく見られる性格だとしています。
この「タイプC」とは、怒らない、不安、悲しみ、恐れなどのネガティブな感情を表さない。仕事、家族などの人間関係で忍耐強く、控えめで協力的、自分の要求や願望よりも他人に気遣い、自己犠牲になりやすいといった性格です。
まさに真面目で「いい人」ですね。
性格ですからなかなか治らないと思いますが、できれば少しだけでも「いい加減」になって長生きしましょう。
では。
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