職業選択。

コロナは少し緊張が緩み、第二波が懸念されているようですが、

東京の友人談では、緊急事態宣言解除と共にデパートには年配者が
続々と押し寄せ、「えっ?もうマスクしなくても良いんだよね~!」
という若い子の会話が聞こえてきて、ゾッとしたとか...(^^;)

もはや、どこに居ようと心しておかねばなりませんね。


さてさて、今日は職業のお話でございます。
特に子供の将来の職業、仕事というようお話では、
『楽で安定していて見た目も良い仕事』という事となり...

そりゃ可愛い子には「自分のような苦労」(と、皆様がおっしゃいます)
をさせたくはありませんからね!


が、私のような仕事をしていますと、
一般の方よりは、多くの業界の裏表を知っておりますので、
『楽で安定していて見た目も良く儲かる仕事』は皆無と知っております。

もちろん皆様だって知っているはずなのですが、

「あの仕事は安定して時間もキッチリしているじゃないですか!」

S「あの仕事は外側からは信じられないかもしれませんが、
時間外に見えない多くの仕事があり、思った以上の労力、忍耐力が
必要となります。」


「将来は息子にアノ仕事に就いて欲しいです。」

S「アノお仕事は何より親子共に人脈、実力、才能(運と世渡り上手)
それは相当のものが必要なので、心優しい子には難しいです。」


「この仕事(家業)は大変なんです。あの仕事の方が良いですよね!」

S、「ええ、その仕事より多少良く見えますが倍の勉強と大きな責任を伴い
人間関係にも熟知が必要となります。はっきり言えば努力は必要ですが
家業の方が向いているし良いと思います。」


などと、厳しいようですが親の夢を挫く事を言わねばならない事も多くあり、
「あってはあるまじきこんな事も、あんな事もありますからね!」
と、脅しているわけではありませんが、お伝えする場合もあります(^^;)

まだ、小さいお子さんだと憧れの職業、夢もありますのでOKなのですが、
受験やら、就職やらが迫っている方には現実を見据えて覚悟しなければ
ならない事でもございます。

実際は、職業においても「隣の芝は青く見える」だけなのです。

苦労させたくない望み、それは理解はしますが優しい子ほど
親の心の底の望み(欲)にコントロールされてくれますので、私には本人が
潰れていくような不安がよぎる事があります。

本人の等身大の実力と才能を信じて放置(任せる)するのも、
相談されたら方向転換するのもありですしね!
若いうちは失敗も可!失敗も肥やしと認識しましょう。

子供の肥やしとなる失敗を、自分の失敗と受け止めては
子供を自分の分身としてしかみておらず、子供の人生を尊重するのとは
違う事になるやもしれません。

子供が自分に責任を持ちながら進路を探るのは、
独りで生きていく為の最初の試練です。

形だけでは生きていけません。
知る限り、どの子もある程度のズタズタを経験していくものです。

ここも親子の距離の取り方のバランスかなと思います。