☆彡あるお母さんの昔ばなしですね(*^-^*)ものは考えようですね。

あるお母さんの昔、昔の話です。

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京都のある寺に毎日来てはしくしく泣くお母さん
がいました。

ある時、そのお母さんに何故そんなに悲しいのか?

と尋ねてみました。

すると、そのお母さんは『私には息子が二人います。

長男は傘貼りの職人で、次男は足袋をつくる職人なんだよ。

雨が降ると足袋が売れず次男が可哀相で泣いていた。

晴れたら傘が売れずに長男が可哀相でまた泣いてしまう
のだよ。』と打ち明けてくれました。

ああ、そうなんだ。と、同情はしたのだけれども、
その人はお母さんにこう話ました。

『お母さん、それは反対だよ!雨が降れば、長男の
傘が売れてうれしいじゃないか、晴れたら次男の足
袋が売れてまたうれしいじゃないか。そうだろう。』と

その人はお母さんに言いました。


それから数日してまた、お母さんに会いに行くと、
いつものお寺で今度は《にこにこ》してる姿を見て
安心しましたとさ。

と、いう単純なお話ですが、

物は考えようで良くも
悪くも取れますよと言う昔話でした。



 ☆彡愛エルランカ

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