12月は 師走(しわす)

あっという間のもう12月。クリスマスや忘年会、、一年の締めくくりの大掃除と、、何かと忙しいですね。

今月は「正月事始め」、冬至(とうじ)などいろいろ行事がありますが、 まず日付の近い「正月事始め」と「師走」の語源を復習かたがたまたまた書き留めておきます。

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○師走

語源は諸説ありますが、当て字からきたと言うのが有力です。 大掃除、お正月の買い物、里帰り、集金、、等々と何かと忙しくなってきますね。 「師が走る」と当てた昔の人の気持ちが今現在もかわりありませんね。 もうひとつ、これはうちの母がこの時期になると言ってたこと。。 お師匠さんは本来どっしり構えているのに、この時期はそんな人でも気忙しく走る。。 とこの時期が来るとよーく言われてました(^^)

○「正月事始め」

お正月の準備を始める日と置き換えておきます=煤払い(大掃除) お正月の準備のスタートをする行事です。 地方によっては日付が異なりますがおおむね12月8日または13日です。 東大寺の煤払いは毎年13日に行われます。

戦前まで大掃除は13日に行い、月半ばの年の市で松飾りの買い物をし、 26~28日に餅つき、門松を飾り、29~31日におせち作りをして大晦日をむかえました。 こうしてみると現在は途中クリスマス行事が割り込んで来たため、13日では少し早い。 26日辺りから慌ただしくお正月準備をする家庭が増えましたね(^^)

煤払いを13日に行うことになったのは、1640(寛永17)年、3大将軍家光が火事で焼けた本丸を再現した年。 13日を選んだのはその後で宿曜道の鬼宿日に当たり大吉日だったから。

正月事始めはなかなか江戸時代のようにはいきませんが、気を付けたいのは門松やしめ飾り、鏡餅を飾る日です。 29日は「二重苦」につながり、31日は「一夜飾り」といって年神様をお迎えするのに誠意がないと嫌われます。 おせち以外の飾り付けなど28日までにするか、作業が残っていたなら30日のほうがこの言い伝えですといいかもですね(*^^*)

母も同様、3は身を切る、4は死を招く、9は苦になるとこの時期になると特によく言われました。

クリスマスや忘年会もはさみ何かと忙しい中、心置きなく新しい年神様をお出迎えする準備をして、清々しい新年を迎えたいものですね(*^^*)