感謝

「ありがとう」と常に周りの人達に感謝の意を

表すことは、とても大事なことだと思います。

しかし、もっと大切なことは松下幸之助氏がいう

「感謝の気持ちを忘れない」ということでしょう。 

知り合いの女性から電話が有りました。

内容は「書類の書き直しや再提出ばかりで、

一向に手続きが進まない。」と

司法書士に対する愚痴でした。

わたしは彼女に言いました。 

「二ヶ月前までを思い出してごらん。

借金返済に追われ毎日毎日、

お金お金で大変だったじゃない。

その時に比べたら今は天国のはずですよ。」と・・・。

 彼女はしばらく沈黙し、「そうですね。

贅沢ですね。」と一言。

彼女なりに何かを感じたのでしょう。

笑いながら「もう少し頑張ります。」

と元気に言って電話を切りました。 

彼女は借金地獄から救われました。

でも、救われている現状に感謝の心を忘れ、

自分の思い通りに成らないことに不満を覚え、

自らを不幸へと駆り立てていました。

なぜ不幸かというと、彼女の心は司法書士に

対する不満に支配され、

日々を楽しむことが出来なかったからです。

だから不幸なのです。

人は感謝の心を忘れた時、

ら不幸への道を歩むと思います。