映画「ぼくのワンダフルライフ」を見に行った。
W・ブルース・キャメロンの小説「野良犬トピーの愛すべき転生」が原作。
一作二作と大ヒットの作品である。一作目は5回生まれ変わった犬が
2回目に飼われた飼い主イーサンの元へ帰るまでの物語。
二作目はそのイーサンとの約束を守り、孫娘を幸せにするだけの為に何度も転生を繰り返し家族の絆を繋ぐという物語。
色んな犬種に生れ変わる。そして色んな環境で一生を終えるが、犬の「ベイリー(最初の名)はいつも一生懸命生きた。
そして最後は愛する人が待つ世界へと旅立つ。
ベイリーの記憶は引き継がれている。生まれる度に記憶が消えているわけではない。
グリーフケアー研究所の高木慶子さんは遠藤周作さんに頼まれたと死を迎える方にこう伝えるそうです。
「安心して下さい。これから、この世では考えられないほどの輝かしい世界が待っていますよ。
もし、そんな世界などなかったら、どうぞ迷い出てください。
まだ、一度もあの世には行ったことがないのでどんなところか知りませんが、
まだ一人も迷ってこないから素晴らしい世界に違いない。」と話すそうです。(PHP9月)
ヒンズー教では死後人間は様々な物に生れ変わると考えられています。
高木さんも遠藤さんも敬虔なクリスチャンですから、天の国を次の世界と考えているのかも知れません。
映画はフィクションですから犬から犬を繰り返したのでしょうが、映画も高木さんの話も全てが嘘かもしれないし、
また、本当かもしれない。
しかし目に見えない世界が存在することは事実です。
しかし、その世界に「神」という存在があるとは確信できません。
また、人間がいう無限の力や能力を有する存在が有るかと言うと疑問を感じます。
2000年以上昔の思想に縛られ現在でも世界各地で戦争や貧困が続く現実をみると、
そこに神という万能の力が存在するのか極めて怪しい感じを覚えるのは私だけでしょうか。
続く。
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