今日は、兄の誕生日だ。
身内としては、兄を祝福をするのだけれど
内心は複雑な気持ち。
広島に原爆が投下された日なのよね…。
小学生の頃、原爆の恐ろしさ、二度とあってはならないことを
伝えるため、当時の担任の先生がしたこと。
学級の時間だった。
詳しい内容は覚えていないのだが、
「今日は転校生が来ました。」と先生が言う。
見ると、先生が上手に書いた、等身大の女の子の絵だ。
先生は、その絵の女の子の話をした。
広島に住んでて原爆にあったそうだ。
それで、どんな姿になったかという話した時、
先生はその絵で書いた女の子を裏返しにした。
やけただれたひどい姿が描かれてた。
今、こんなことを先生がしたら、ふつうの保護者の方は
子どもになんてもの見せるの!と怒る方がいらっしゃいそうな、
はっきり言って怖い絵であった。
実際、私が先生ならしないというか、描けない絵である。
でも、子どもであった私は、それからずっと
その出来事を覚えていて、二度とあってはならないことなんだ
ということが、心の奥に刻まれた。
忘れてはいけない日。
経験してないし、えらそうなことはいえない。
でも、私の場合は、兄の誕生日でもあるし、
小学生の頃の思い出があって、絶対忘れない。
平和を願うこと、続けていきたい。
私達が、身近なことでできること。
まずは周りの人を理解して、自身が心の平和を保つことと感じる。
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