人は死なない!

山口県にいる弟から陰鬱な声で「母が死んだ」と電話があった。

翌日、新幹線で向かった。途中で娘たちと合流し、レンタカーで3人山口へ向かった。

享年80歳。
この3月で満79歳になるところだった。

12年前に父に先立たれた。呼吸器系に障害があり、酸素ボンベが手放せなかった。

親戚が病院を経営しており、自宅よりも居心地が良かったのか、最期までそこにいた。

昨年11月に見舞ったときも「食事が美味しい」と言っていた。

母は苦労の多い人生だった。近くに住む実母からも冷たくされた。

生まれたとき、名前も両親がつけたのではなく、父親の友人がつけたというから、そこから数奇な人生の始まりを象徴していたようだ。

その名付け親は、故人となった女優・南田洋子の母親である。

南田洋子は私の母親とちょうど1歳に違う。南田洋子が1歳の時に私の母親が生まれたことになる。

のちに、この名付け親から芸能界の話があったらしいが、母は断ったらしい。

ところで、母の今年の流年は「比肩」、長男である私の流年は「劫財」。

ある意味!別れる運命だったのかもしれない。

葬儀は質素なものだったが、弔電は、安倍晋三首相や県会議長からも届いていた。

いまは、比較的高い霊界に行っている。

死んだわけではない。霊人となって永遠の世界で生きるのだ。

あと数十年して私が霊界に行けば再会する。

それまで“一時的な”別れだ。