核兵器は"必要悪"?

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核兵器の保有や使用を全面的に禁じる核兵器禁止条約(TPNW)が2021年1月に発効するが、発効の条件となる50カ国・地域が批准した。

核軍縮の機運に弾みがつく期待がある反面、核兵器の保有国は参加していないため、実効性に課題は残るようだ。

核保有国である米英仏中ロや、唯一の被爆国・日本や韓国など米国の「核の傘」に頼る国々は参加していない。

AP通信によると、米国は条約を批准した複数の国に「批准は誤った戦略だ」として撤回を求める書簡を送ったようだ。

被爆体験者でカナダ在住のサーロー節子女史は、

"These weapons are not a necessary evil; they are the ultimate evil." と訴えた。

つまり、核兵器は必要悪ではなく絶対悪だという。

クリスチャンである彼女の心情は理解できるが、ロシアや中国のような侵略性を持つ国々が先に廃絶しない限り、アメリカを中心とする自由主義の国々が廃絶する訳にはいかない。

彼女は、アメリカや日本に対して憤慨するのではなく、ロシアや中国に対して働きかけるべきである。

現段階では共産主義の脅威から身を守る意味でも"必要悪"であることを忘却してはならない。

自動車を運転する際には発煙筒を備え付けねばならないが、使った経験のない人が99パーセント以上だ。それでも万が一のために必要なのだ。

核兵器も同じだ。共産主義やイスラムの脅威が完全に無くなるまでは必要なのである。