悪魔のおはなし 3

この戦いの始まりは 令和元年2月19日でした

既に戦場と化している広場で

このチャンスに何が何でも帰りたい悪魔A と

全身怒りMAXで帰らせてたまるかの悪魔B と

エホバ軍団の中でも 惚れぼれするほどの色男っぷり満載の神C とが 

言い争いをしています

悪魔A の声

(いきなり斬りつけられて)ギャァ--

何すんだ この野郎 クソっ! 痛えじゃねえか

ふざけんな 帰るって行ってんだろ

俺っちはエホバの元に帰って 神になりてえんだ

邪魔すんじゃねえよ! 

バッキャロ-- 怒っ

悪魔B の声

(ああんあんあん)ふざけんなだと それはこっちのセリフだ

帰してたまるか 怒っ

お前は根っからの極悪非道の悪魔なんだよ

何がぁ 神になりたいだと 気でも狂ったか?

お前を帰すぐらいなら めっためたに八つ裂きにしてやるぜぃ!

神様Cの声 (悪魔Bに対して凄まじい眼力を発揮して睨みつけながら)

目を覚ませ 

何故 お前はエホバ神の愛がわからないのか?

悪魔Bの声 (神Cに唾を吐き散らかしながら)

うっせんだよ! うぜぃ!うぜぃ!うぜぃ!

俺様に説教なんかすんじゃねえ!

エホバがなんだ 怒っ

俺達を裏切った裏切り者じゃねえか      クソくらえだ!

叩き潰してやるぜ

と悪魔Bと神Cが言い争いをしている隙に 悪魔Aはすたこらさっさと逃げて 神の国への道を無我夢中で走って行きました 

そして 戦場では エホバ軍団の神々と帰したく

ない悪魔達との戦いが続き 剣で切りつけられた

沢山の悪魔達の緑色の血しぶきが戦場に流れ飛び散ったのです

そうです

この戦いは 神の勝利で幕を下ろしました

その後

無事に帰れた悪魔達はエホバから祝福を受けました

赤い葡萄酒を貰えたのです

悪魔達が神に戻るには 神のものを食さなければならないからです

こうして 自力で走って神の国に帰れた悪魔の数は100億でした

次につづく