悪魔に惑わされる人間とは?【悪魔に惑わされたカリンさんのおはなし】

 いよいよ楽園の完成が近づき最終仕上げが始まりました。

しかし悪魔たちは完成などさせてなるものかと躍起になり 神々に猛攻撃です。

悪魔たちはなぜ人間を惑わせ悪さをするのか?なぜ神に抵抗し続けるのか?

そして悪魔が人間を乗っ取ると人間はどうなっていくのか?

 

今回は悪魔に惑わされてしまった実際の人間のエピソードを交えながら

神の子と悪魔の対話を通し 悪魔達の主張に迫ります。

 

「だれも見ていないしバレないよね?」「みんなやっているから自分だってこれくらい良いよね?」

こんな風に心の中で思ったことはありませんか?

よく「❛魔❜が差した」という言葉を使いますが 誰もがそういう経験ってありますよね。

 

その心の❛隙❜に悪魔に近付かれ 入り込まれ 

最終的には悪魔的な考え・行動に移してしまう人間がこの世にはたくさん存在します。

悪魔たちはいつだって私たち人間の隙を見つけてくるのです。

 

悪魔に乗っ取られてしまう・影響を強く受けてしまうと人はどうなると思いますか?

下記の項目に5つ以上当てはまるようなら要注意です。

 

 

 悪魔の影響を受けている人の特徴

 

 

  1. 神社やお寺に年中行きたがる 神社仏閣巡りを急に始める
  2. 目の奥が淀み変形してくる
  3. 顔全体が伸びていて崩れている
  4. 座って食事をすることなくいつでも台所で立ったまま物を食べる
  5. 布団を敷いて寝ない
  6. 暗闇を好み部屋の電気も付けずカーテンも閉めっぱなし
  7. 自己顕示欲が増し自分は特別な人間だと周囲にアピールする
  8. 人から漂う雰囲気や容姿が変わった(悪い方に)と言われる
  9. 自慢話が大好き
  10. 二枚舌で嘘を嘘と自覚せず 嘘も事実と受け止めてしまう節がある
  11. 計算高く いつでも忖度が止まらない 損か得かでしか物事を判断しない
  12. 嫌なことがあると考えず 仕事や人間関係に躓きやすく 解決策を打ち出す前に物事からすぐ逃げてしまう

 

ここからは悪魔に惑わされ乗っ取られてしまったある人物のエピソードをお話ししていきます。

 

 

 悪魔に惑わされた強欲の主婦カリンさん

 

 

地方に住む一見どこにでもいる普通の主婦のカリン(仮名)さん。

この人は悪魔に入り込まれてしまう原因を持っていたのです。

それは【強欲】。

 

人間は生まれてくる時に必ず『守護神』をつけてもらえるのですが この人はその強欲のせいでご加護を外され 担当の神様は天へ帰ってしまったのです。

このカリンさんの特徴を挙げると

 

・自分の話ばかりで他人の話には全く興味が無く 無視をする

・己を特別な人間だと自負しており 周りの人にアピールばかりする

・全く自分を顧みず 自分にとって不都合な事は無視

 

「えっ?そんな人周りにたくさんいるし、自分だって似たような事している」

そう思う人も多いのではないでしょうか。

 

確かに人の話を真摯に受け止めるのは大変な労力を強いられますし 自分の存在意義を周囲に伝えたくなってしまう事は誰もがあることですよね?

けれどカリンさんの問題はもっと深いところにあるのです。

 

それは自分の努力や実力以上のものを❛楽して❜手に入れようとしてしまうその【強欲】さが大問題。

 

皆それぞれ努力をし続けて 今の生活や色々なものを得ていくのです。

何もせずに欲しいものが手に入るわけがありません。

しかしこのカリンさんは怠け者で 努力もせず神頼み。

神様を味方につけて御利益もらおう。

その性根が悪魔につけ込まれてしまったのです。

 

カリンさんは守護神がいなくなった時からその強欲さが増していきます。

なぜ人間に守護神がつくかというと それは神の目からしたら人間はとても弱く非力な生き物です。

だからこそエホバ神はそのサポートを担う神様を私たち全員につけてくださるのですね。

これはご慈悲の何ものでもありません。

 

しかし日頃の行いからそのサポートを外されてしまったのです。

それは神の罰ではありません。ご加護を外されなければ どれだけ己が神に守られていたのか気が付かないため。

それを知るためなのです。

 

しかしカリンさんにはそれが逆の作用に働いてしまいました。

 

生まれつきカリンさんは人よりもご加護が手厚く 守護神がいなくなってしまった後はその反動が大きかったのです。

徐々に運が下がっていったカリンさんは焦り出します。

カリンさんは心の中でこんなことを思いました。

 

「冗談じゃないわ。このままじゃ落ちるだけ落ちぶれてしまうじゃない。こうなったら何だっていいわ。神でも悪魔でもいいから私に力をちょうだい!」

 

ついには悪魔の力までもすがって求めてしまったのです。

 

その心の声を聞き逃さなかった悪魔たちはギラっと笑います。

 

悪魔たちは

「おいおい!ふざけた奴だ 自分では何の努力もしない中身スカスカの馬鹿め。欲ばかり搔きやがって 俺たちの力をくれだって?だったらその魂胆につけ込んでやろうじゃないか!」

と思いカリンさんに憑りつき始めたのです。

 

カリンさんは愚かにも 身の回りで起こる奇跡が悪魔によって叶っているにも関わらず

神からの寵愛を受けて奇跡が起きているのだと思い込んでしまったのです。

最終的には私欲で空想の神までもつくりあげてしまう事態に。

 

この一連の出来事をじっとみていた者がいました。

それは地上に降りて 神が人間として生きているエホバの娘です。

その娘は神なので瞬時に全ての事がわかるのですが 地上で起きていることを知るため

人間の部分で悪魔たちに声をかけます。

 

 

 神の子と悪魔の会話

 

 

(娘)

「なぜカリンさんなの?」

 

(悪魔)

「行き掛かり上 そうなっただけだ」

 

(娘)

「それって何?」

 

(悪魔)

「・・・・・。(無言)」

 

(娘)

「そんなに私に会いたかったの?」

 

(悪魔)

「会いたいわけないだろっ!(怒)」

 

(娘)

「うふふ だったらなんで私にカリンさんを引き合せたのかしら?」

 

(悪魔)

「・・・・・。」

 

(娘)

「私と一戦交えて楽しかったのかな?」

 

(悪魔)

「けっ!!」

 

(娘)

「楽しかったってことね。あはは。ところでカリンさんをどうするつもりなの?」

 

(悪魔)

「あいつにもう用は無い。あんな欲深い女は嫌いだね。俺たちの力を利用するなんてとんでもない女だ!」

「あの女の欲は際限が無いからな。散々力を貸して持ち上げるだけ持ち上げて 俺たちは退散してやるさ。あの女は真っ逆さまに落ちるとこまで落ちるだろうよ。ざまぁみろだ!ぷん!ぷん!ぷん!」

 

(娘)

「へぇ~。悪魔たちも悪くて嫌いっていうのがあるのね。」

 

(悪魔)

「あたりめぇだ!悪にも色々あるんだ!」

「俺たちだって見どころのある悪がいいんだよ!何も努力しなくって怠けて 欲だけかきやがって そんな奴くだらないの極みだぜぇ!嫌だね。」

 

(娘)

「やっぱりあなたたちにも神のDNAが入っているってことね。元は神なのだから」

 

(悪魔)

「・・・・・。」

 

(娘)

「エホバ(創造主)を好きなのね。人間はすぐにエホバを忘れるけれど、あなたたちはエホバにいつだってこだわっているもの。でしょう?」

 

(悪魔一同)

「しゃらくせぇぞ うぜぇ!うぜぇ!」

 

(娘)

「あら喜んじゃって みんなで雄叫びあげちゃって」

 

実はカリンさんを乗っ取っている悪魔たちは神の娘と繋がりたくて 彼女を利用し 娘に差し向けたのです。

神の娘はその事に気が付いていました。

娘は悪魔たちの言いたいことも感じていたのです。


 

 悪魔たちの主張

 

 

悪魔たちの本心ではエホバ神を愛しています。そして愛されたいと願っている。

悪魔も悪魔になりたくて悪魔になったわけではないのです。

生まれてきたら悪魔だったというだけ。

でも愛を受ける事が少なすぎて根性がねじ曲がり

心とは正反対な事ばかりを言ったり 行動してしまうのです。

 

人間を攻撃するのはエホバ神から寵愛されている事が羨ましく 妬ましいから。

 

しかし悪魔たちにも心情があって 悪魔たちの基準で見どころの無い悪い人間を懲らしめ 罪を与え

エホバ神のお手伝いをしていると主張しています。

もちろん例外の悪魔もいますけれど。

 

悪魔たちはなぜ人間を惑わせ悪さをするのか?なぜ神に抵抗し続けるのか?

 

その答えは

エホバ神の役に立って 褒められたい 可愛がって欲しい

愛されたい

 

ただそれだけなのです。