恋は駆け引き・その深い意味とは

134346.jpg相手に恋をしたなら、相手に誘ってもらいたい、と考えない方が良いかもしれません。
そして、相手に想われたい、と考えない方が良いかもしれません。
相手に敬われたい、とも考えない方が良いかもしれません。

つまり、恋をしたら、相手に膝まづくような発想が必要なのかもしれないのです。
「恋は駆け引き」という言葉をよく聞きますよね。
その意味とは、こういうことが根底にあるように思うのです。

恋をしたら相手に膝まづく、けれど、卑屈になってはいけない、という意味ではないかと思うのです。

恋をしたら相手の気を引こうとしておだてたり点数稼ぎをする人もいるでしょう。
すると相手との関係は対等ではなくなります。
相手から上目線で見られるようになると、卑屈になってしまいがちです。
しかも好きな人に嫌われたくない・・という心理もあり、余計に相手の顔色を窺ってしまうようにもなります。
そうなると、萎縮してしまい自分らしくなれなくなります。
本来の自分の良さを出し切れず、相手の出方を窺うばかり、振り回されたりもったいつけられたりするようにもなるでしょう。
それでは、駆け引きどころか、相手に翻弄されるばかり。
それでは、実る恋も実りません。

だからこそ「恋は駆け引き」が大切になるわけです。

相手の気を引くことはしない、けれども膝まづく、その意味をより具体的に説明しましょう。

映画などで垣間見るイギリスの執事のイメージを思い浮かべてください。

長年にわたり主人に仕え、ご主人さまのかゆいところにも手が届くようなイメージです。
けれど、ご主人の顔色を窺っているわけでもなく、自分の仕事に忠実に誠実に、ただもくもくとこなすようなイメージです。
その確かな仕事ぶりにご主人さまは信頼を置き、一目を置き、執事なくては自分の生活が立ち行かないほどの存在感を感じている・・・というようなイメージがあります。

恋人関係も本来は、一目置き合う関係で、その存在なしには自分の人生が味気なくなる・・・というくらいの影響力を相手に与えてこその関係だと思うのです。

暇つぶしの相手やなんとなく一緒にいる相手では、恋人になっても先は短いことでしょう。失恋も時には必要かもしれません。けれど、そこから教訓を得なければ繰り返しになるばかりで、本物の恋を手に入れることはできないでしょう。

火遊びやセフレ、あるいは都合の良い女になりたくない・・・という女性は少なくありません。

けれど、信頼と存在感を得るためには、相手に膝まづくような誠実さと忠実心が必要なのかもしれません。

恋する相手をご主人にたとえるなら、信頼される執事のような存在を目指すイメージであたるのが良いかもしれません。

男性も女性も関係なく、恋したものが執事になり、相手のかゆい所に手が届くように心を砕くことではないかと思うのです。

続きは、また次回お話ししましょう。

前向きなあなたなら 素晴らしい恋の関係性がきっと築けますよ
by 山本梨花子