両想いが成立して付き合い始めた、恋人関係、になれた、と思っているはずです。つまり、上司やお得意様とは上下関係ですが、恋人同志は、フィフティフィフティの関係ですから、必要以上にご機嫌を窺ったり、顔色を見る必要がなくなった、と考えが切り替わるわけです。
付き合う以前であれば、フラれる可能性もあり、好きになってもらえなければ、片思いの憧れの人、という存在ですから、フィフティフィフティの関係ではないわけです。下から見上げるような感覚があったりするのですが、両想いが成立して付き合い始めた恋人関係は、フィフティフィフティの対等な関係にステップアップした、と意識が変わるのです。
所が、あなたの方のイメージでは、アプローチされた当初の記憶が色濃く残っていて、部下からため口をきかれたような引っかかりやザワつきが心に生じたりする。あるいは、お姫様のように扱ってくれてた人が、急にお殿様のように威張ったり、自己中なイメージへと変わったりして、戸惑ったり動揺することが起こったりする。
「冷めたのかしら、以前ならこんなことはなかったのに・・・」と、だんだんあなたの心に疑念が湧きあがったりして、「ひどい扱いをされている。人を馬鹿にしているのかしら」と怒りの感情までが湧きあがったりもするようになる。
でも、そんな違和感や不満を、口にだしたりはしないはずです。おそらく、様子をみたり、大人の対応をとったりして、ネガティブな感情を呑みこんだり押えこんだりして我慢するのではないでしょうか。
つづく
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