連載*恋上手になれる?恋愛塾

154431.jpg上下関係のような認識のある方は、相手が謝罪して反省したり、機嫌を取ってくれなければ、収まらない気分になっている。つまりは、以前に書きました、「自分は一言も要求したり、期待するような言葉を発していない」と思っていても、実は、「目は口ほどにものを言う」状態になっていて「なぜ、以前のように振る舞ってくれないの?なぜ、以前のように優しくしてくれないの?大切にしてくれないの?構ってくれないの?」という心の叫びが、お相手の心には届いていて、だいたいの感覚で見透かされている、というわけなのです。

お相手は、まるで上司のご機嫌を窺うように、あるいは、仕事で誰かを接待するようにして、あなたの顔色を窺い、ようやく振り向いてもらったわけですが、あなたの方は、そんな風には受け止めていないわけです。むしろ、それが相手の真の姿で、普通のレベルの扱いで、相手からは、これからもずう〜っと、そんな風に扱ってもらえるだろう、というイメージで、相手に心を許すようになり、やがては好きになり、付き合うことに決めた、ということに、お相手も薄々気付いているところがあるわけです。

普段の自分ではありえないけど、ハードルを上げて、気に入られるように頑張ってきたわけですから。当然、自分が何を期待されているか?ということに薄々は気付いていたりする。けれど、それは、振り向いてもらえるまでの「限定期間だけ」という考えかもしれません。

恋人同志なのに、いったいいつまで気を使わなければならないのか?いったいいつまでお姫様扱いしなければならないのか?という不満が、やがて相手の心に芽生えるようになり、相手をしらけさせたり、げんなりさせたり、プレッシャーを与えたりして、知らず知らずのうちに、圧力をかけられているような、居心地の悪さを、お相手が感じ取っていたとしたら?

つづく・・・