連載*恋愛上手になれる・恋愛塾

155179.jpg理解できたとしても、賛同していなければ、気持ちは同じではないわけなので、勝手にすれば、とか、放っておいた方がいいかも、とか、しばらく距離置いて様子を見よう、となるわけですが、この時のお相手の気持ちとしては、巻き込まれたくない、八つ当たりされたくない、怖いから逃げよう、などという感情を抱いたりするものです。

そんな対応をとられた人の感情は、納得いかない、寂しい、分かってくれない、そんな不完全燃焼気味の感情を抱えこみ、放っておかれる我が身を憐れんだり惨めに思ったりして、相手の誠意を疑い、気持ちが冷めたから、などと結論づけたりします。

このようなことの積み重ねが、気持ちのすれ違いを生み、誤解になり、感情的になって、相手を攻撃したり、責めたりして、お互いの人間性を否定しかねない事態へと発展している、ということに気付く必要があり、恋の大きな落とし穴にはまりやすい、とも言えるのです。

恋とは不思議なもので、「好き」になると、相手のわがままを受け入れたり、自己中な相手でも、我慢して合わせてしまう「瞬間」があるものですよね。ところが、長くは続かないもので、突然、相手が豹変したように思えて、あの人が変わった、ように感じることが起こる、というわけなのですが、相手は、「期間限定のお愛想」をしていた、ということを理解しなければ、関係を深く長く続けていくことが、難しいかもしれません。

そもそも恋人とはどういう関係なのでしょう。

つづく・・・