連載*恋愛上手になれる・恋愛塾

アプローチされている段階では、まだ恋人ではありませんので、チヤホヤされたり、サービス過剰にされるイメージでも良いと思います。いわゆるモテ期の到来のようなイメージかもしれませんね。

けれど、恋人関係になると、次の段階に進んでいる関係性ですから、チヤホヤもサービス過剰も、減っていきます。代わりに、誰にも見せない顔をみせるようになり、互いの本当の姿をさらけ出し、本音で向き合い、弱点を見せ、それを互いに受け入れられるかどうかを吟味する段階、ではないかと思うのです。表面的で他人行儀な関係ではなく、より親密な関係になるためにも、気を使わずに自分の本当の姿を見せ合おうとする段階に突入した、と言えます。

そして、更に深くコミュニケーションをとり、飾らない素の姿を見せ合い、信頼できる人かどうかと分析し、更に関係を深めていきたい、と思える相手なのか?第一印象は間違いではなかったか?などと冷静に、密かに、相手をシビアに観察しあっているのが、恋人関係とも言えるかもしれないのです。

相手の人間性を含めて、あらゆる角度から見極め、相手を厳しくチェックしている側面があるのも、人生のパートナーとして相応しい相手かどうかを、見据えた付き合いを検討している所があるからではないかと思うのです。

より良い相手を見つけて子孫繁栄につなげる、という人間の生きる原点にもなりえることが、恋する意味なのかもしれません。けれど、その意味の捉え方が男女では差があるように感じます。

つづく・・・