連載*恋愛上手になれる・恋愛塾

158641.jpgけれど、人は、肉体的成長よりも、精神的成長のために、この世に生まれ、生きる目的としているのではないかと思ったりするのです。動物とは違い、人間には知性があり、力ではなく、知恵を絞って生き抜くことを試されています。様々な経験から学び、失敗から知恵と工夫が生まれ、上達し、解決し、達観したりして、やがて悟りが開けるようになるのかもしれません。その過程にこそ、戦いと試練があり、失敗の末にようやく手に入れたものに価値が見出せるようになり、意義を感じられるようにもなるのかもしれません。

けれど、途中経過では見えない景色、考え、想いがあるわけで、その意義は、自分が探し当てるしかないし、誰かに与えられて得られるものではありません。

生きる意味や幸福は、それぞれの心の中にあり、自分の考え方や意識によって決まります。誰かに与えられるものではないように、愛も自分が探し、やがて得られる、ということでは共通しているように思います。

本質的に人は、誰かを幸せにすることも不幸にすることもないのです。

幸福も不幸も自分が感じている幻に過ぎないのかもしれません。

まぼろしならばなおさら、幸福のまぼろしを体感したいものですよね。


つづく・・・