季音

毎年 この季節、この温度を感じると 頭の中で鳴り続く音があります。

暖かくなると忘れるのに、体がまだ覚えているんですね。

その時みた澄んだ冬の夜空や、始発前の静かな道路に響く足音や、当時流行っていた曲、スタジオで何度も煮詰めたオリジナルの曲。

あの時ほとんどの時間を共にしたみんなとは すっかり合う機会が減りました。

それぞれ環境も変わり それにつれ価値観も変わり 接点がなくなりました。

変化って ときに残酷だなって思ったりもします。