タロットリーダーと言うお仕事。

113803.jpg明日は満月。古い扉が閉まり、
新しい扉が開くタイミングでもあると私は感じています。
その前に、古い扉の中に置いて、先に進みたいことがあり
ブログを書くことにしました。
もうだいぶ前のことなので、書こうと思います。

当時、毎月いらして下さるお客様がいらっしゃいました。
初めの頃は変わりたいと言うお気持ちで
迷いながらも活き活きとされていました。

ですが、日が経つにつれ、
自分の失敗や、良くなかった出来事を
全て私のタロットセッションが良くないと
責任を押し付ける様に変わりました。

タロットセッションを受けた後
頭がボーっとして仕事のミスが多くなることや
前回のセッションの数日後大失敗をした等
クレームの電話が留守電に頻繁に入る様になりました。

その都度、お客様の激しい思い(念)が飛んでくるのですから
それは正直、とても大変なことでした。

すっかり疲れ果てた私は
ヒーリングの恩師にメールで相談すると
「断ることも、ヒーラーとしての大切な仕事の一つ。」
と言う返信が届きました。

「そのクライアントとセッションを持つことが
自分にとってもクライアントにとっても
良くないことを招く可能性があるのなら
お断りすることも大切なこと。」だと
アドバイスを頂きました。

しばらくの間、私の中で忘れられない出来事でした。
ですが、その出来事は私を成長させてくれた貴重な経験であり
今はとても感謝しています。


タロットリーダーと言うお仕事は、タロットを使って
お客様の中に「すでにある答え」と出会う
ガイド役だと思っています。

タロットセッションの目的は
その人がその人らしくある、その感覚を思い出す
一つの手段だと思います。

普段は考え過ぎたり、基準に惑わされて
気づきづらくなっている
「その人が本当に望んでいる人生」や
「心の奥深くにある本当の願い」をタロットに映し出し
それを通訳するのが、タロットリーダーのお仕事だと思っています。

ですから、リーダーは常に中庸でクリアな状態で
セッションの場にいることが大前提です。

私はセッション前後に良く繰り返す言葉があります。
「神恩感謝」です。
この言葉が、私の心のお守りでもあり
この響きが、私を中庸な状態へと戻してくれる言霊です。


私は今でもタロットが大好きで
タロットリーダーのお仕事を愛しています。

このブログを書くことで
古い扉をしっかり閉めることに繋がった様に感じます。
そして、一つ一つの経験が、より一層ありがたく感じています。

新しい扉の向こうでは、
今より中庸で純粋なセッションを行っている
私が待っている様な気がしています。

タロットリーダーのお仕事は
スピリチュアルな部類とされていますが
接客業の一種でもあり、技術職の一種でもあり
日々技術を磨いてゆくお仕事の一種だと
私は感じています。
ですから、何十年続けたとしても
日々精進、なのだと思っています。


長いブログになりましたが
読んで頂きありがとうございました。

どうぞ良き週末をお過ごしください。