体罰に関する認識は変わらない

20160830070010-ce3f6eb982a502e47bc300dba44dc796e04daa86.jpgこの間、あるテレビ番組でまた、体罰は許されるかといった討論をしていました。

この問題にはすでに答えが出たと思っていたのですが、そうでもないようです。

と云うか、同番組のアンケートによる体罰容認派のほうが多いんですね。

体罰容認派の主張は、いつも同じです(まあ、反対派の論拠も同じなのですが)。

いわゆる「愛のムチ」理論です。

愛があれば、相手を殴っても暴力ではない。

これに自分たちの体験談が加わります。

「殴る先生はいたが、自分が悪いことをしたことはわかっていたし、自分のことを思ってのことだ」

「今では懐かしく思う」

といった感じですね。

また、こうした意見も良く聞きます。

「言葉で言って聞かないのなら、痛みをもって知らせないと仕方がない」

「ゲンコツをくれた先生はじつは人気者だった」

「軍人上がりみたいな怖い先生がいちばん好きだった」

このありさまだと、日本から体罰がなくなるのは当分先のことでしょう。

さらに言うと、イジメもなくならないでしょうね。

体罰肯定の考え方がイジメ助長に繋がるからです。

肯定派の人たちは思いもしないでしょうが。

明日に続きます。

では。