この間、あるテレビ番組でまた、体罰は許されるかといった討論をしていました。
この問題にはすでに答えが出たと思っていたのですが、そうでもないようです。
と云うか、同番組のアンケートによる体罰容認派のほうが多いんですね。
体罰容認派の主張は、いつも同じです(まあ、反対派の論拠も同じなのですが)。
いわゆる「愛のムチ」理論です。
愛があれば、相手を殴っても暴力ではない。
これに自分たちの体験談が加わります。
「殴る先生はいたが、自分が悪いことをしたことはわかっていたし、自分のことを思ってのことだ」
「今では懐かしく思う」
といった感じですね。
また、こうした意見も良く聞きます。
「言葉で言って聞かないのなら、痛みをもって知らせないと仕方がない」
「ゲンコツをくれた先生はじつは人気者だった」
「軍人上がりみたいな怖い先生がいちばん好きだった」
このありさまだと、日本から体罰がなくなるのは当分先のことでしょう。
さらに言うと、イジメもなくならないでしょうね。
体罰肯定の考え方がイジメ助長に繋がるからです。
肯定派の人たちは思いもしないでしょうが。
明日に続きます。
では。
体罰に関する認識は変わらない
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